もいちどあなたにあいたいな
【2010年3月14日】
叔母の娘が生後3カ月で亡くなってしまう。あれだけ望んでいた子供なのだから落胆も深いはず。しかし、どこか反応が違っている。小さいころ、わがままほうだいを聞いてくれた叔母、母親代わりに育ててくれた叔母、けれど、何かが変わってしまった。まるで別人のように…
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1990年代後半以降、新井素子はほとんど長編を書かなくなりました。数年(7年、3年、6年という間隔)に1作を出す程度で、その間ずっと凝集させていくという書き方です。本書には親子3人、叔母とその旦那が登場します。というか、そういう親類縁者しか出てきません。けれど、それだけ近しい人たちが書かれていながら、感情的には大きな隔絶があります。結末はSFからすると普通なのでしょうが、家族関係との対比で読むと、より凄さが感じられます。



































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